レンタカーのことを考えながら頑張りましょう

関係を利用すると、″DNA配列が似ている生物種同士ほど近縁関係″という法則性にしたがったルーツ調べが可能となる。 さらに異なる種をくらべたとき、配列が異なるDNAの数によって″種が分化してからの時間がわかる″という一種の時計にもなる。
そこでM氏は、イリオモテヤマネコとベンガルヤマネコの細胞を集め、ミトコンドリアを取り出してチトクロームb遺伝子を分離し、塩基の並びをチェックしたのだ。 DNA増殖システムとして、PCR法によってDNA断片を大量にコピーするときに、A(アデーラ)、G(グアーラ)、T(チミン)、C(シトシン)それぞれの物質に別のマークをつけ、その配列の様子を写真フィルムで見る技術を使うのである。
「4002個の塩基についてイリオモテとベンガルをくらべていったら、そのなかで2個だけ、率にして0.5パーセントしか、両者のDNA配列に違いがありませんでした。 この遺伝子の変異具合を分子進化速度という分子時計にあてはめると、約20万年前にベンガルヤマネコからイリオモテヤマネコが分かれたことになります。
ちなみに世界中で飼われているイエネコは、どの国のネコでも似たようなDNA配列をもっていて、ベンガルヤマネコと比較すると、数パーセントもの違いを示します。 これだけでも、ベンガルとイリオモテは近い関係にあると理解できるでしょう」のちにM氏は同じ手法を使って、天然記念物に指定されているツシマヤマネコも調べてみた。
するとこちらは、もともとベンガルヤマネコと近縁だとされていたこともあって、両者の違いは塩基4002個中で1個だけだった。 つまりツシマヤマネコとベンガルヤマネコは、約10万年前に同じ祖先から分かれた計算になるわけで、対馬が大陸から離れた時代とよく符合する。
ちなみに、西表島を含む琉球諸島が大陸を離れたのは20万年前といわれるので、イリオモテヤマネコの″20万年前までベンガルヤマネコと同じ種だった″という計算ともよく合っているのがわかる。 こうして、いままでナゾとされていたイリオモテヤマネコのルーツも、従来から亜種とされていたツシマヤマネコと同様に、ベンガルヤマネコと同じ種である可能性が非常に強くなったといえる。

残る問題は、ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコを結ぶ線の発見だとM氏は強調している。 ミトコンドリア・イブ仮説ミトコンドリア遺伝子を分析してルーツを探る手法は、原理的にはヒトを含む大半の生物にも応用が可能である。

最初はレンタカーなんてどこがいいのかさっぱりわかりませんでしたけど、視点を変えて見てみれば、レンタカーの魅力に感心してしまいました。